西インド洋 Island Hopping

  
        清水 彰夫(JA3JM/AA5K)

 1995年の年末から1996年の年始にかけて西インド洋の3B8(モーリシャス)・FH(マヨット)・FR(レユニオン)から運用いたしました。そのときの状況についてご紹介いたします。
 


1995/6 西インド洋 Island Hopping の行程


マヨットの概略地図


 
Date Leave Flight Arrive Stay
12 29 Fr       FH/JA3JM
Hotel le Rocher
Tel: 269-60-15-05
Fax: 269-60-14-44
12 30 Sa      
12 31 Su      
1 1 Mo DZA 1305 UU 212 1605 RUN FR/JA3JM

 


2階の通路の端に建てたウインドム・アンテナ


東の空が赤く染まってまもなく日の出


1996年の初日の出


FH/JA3JM のログ 最後のページ


 

FH/JA3JMの運用結果
(27 Dec 1995 〜 31 Dec 1995)
  JA AS EU NA SA OC AF MM TOTAL
7 MHz 272 42 105 25   1 8   453
10MHz 75 14 198 5   1 3   296
14MHz   9 16     1 6   32
18MHz   1 27           28
21MHz 2 4 13     1     20
24MHz   1   1         2
HF Total 349 71 359 31   4 17   831
AO-10 CW 20 1 34       1   56
AO-10 SSB 16 3 100       1   120
AO-10 Total 36 4 134       2   176
AO-13 CW 67   24 14         105
AO-13 SSB 31   10 5 1       47
AO-13 Total 98   34 19 1       152
Sat Total 134 4 168 19 1   2   328
TOTAL 483 75 527 50 1 4 19   1159


マヨット空港の入り口


レユニオン行きのオーストラル航空 UU212 便


1995/6 西インド洋 Island Hopping (9)

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アンテナの建て替え
30日の運用
撤収
FR(レユニオン)への移動
 

●アンテナの建て替え

 12月29日は0840UTC からAO-13 でJAと、1220UTC からAO-10 で主としてヨーロッパと それぞれ30局ほどとQSO。合間に14MHz に出る。ヨーロッパやS79R,9M2VZ,VR2KF等とQSOでき、 少しコンディションが良くなってきたようである。
 夕方、マネージャーが部屋にきて「調子はどうか」と聞く。立場上、アマチュア無線はダメ、 と言っていたようで、かなり興味があるようだ。
 30日、31日と事務所にだれも来ないので宿泊費を先に払ってほしいとのこと。 クレジット・カードで支払う。このホテルはカードでOKであったが、他の店はカードはもとより フランス・フランのトラベラーズ・チェックでもダメである。トラベラーズ・チェックを現金にす るのには、いつも長蛇の列の銀行へ行くしかない。列に並ぶこと40分、窓口で待たされること 20分、計1時間もかかってしまう。マヨットではどうしても現金が必要となる。空港の窓口で5分 もかからないレユニオンかモーリシャスで、現金化しておく方が良い。
 暗くなってきたが、マネージャーが返ったのを見定めて、2階の通路の一番端に7mのポール を立て、ウインドム・アンテナを張る。長い方のエレメントは崖下の波打ち際まで引っ張り、短い方 は庭の端の木の枝に縛り付ける。
 SWRを見ると、7MHz以上のバンドはOKであるが、3.5MHz がうまく動作しない。残念で あるが、3.5MHzは諦めることにする。これでも、バンドを変える度にエレメントの長さを調整しなく て済むので、大助かりである。

 夜は7MHzに出る。コンディションが良くなってきたこともあるが、快調である。JAの他、S79R, HS7CMJ, VU3NGB, VU3VOA, VU2FWW, UN, UA9/0, KH6CF等を含め160局ほどとQSO出来る。
 30日朝は5時頃目が覚める。辺りは明るくなっているが、7MHzではまだにぎやかである。
0213UTCに3B8FG Abid が呼んでくる。599で強力である。その後、N4XM, N4VV, K3ZO, W1YY等米国東海岸の局が呼んでくる。今朝はコンディションがかなり良く、太陽が昇ってからも しばらくパイル・アップが続く。

アンテナの建て替え
30日の運用
撤収
FR(レユニオン)への移動
 

●30日の運用

 30日、午後(1200UTC頃)からAO-10がウインドウにはいる。ヨーロッパとJAが一緒になって 呼んでくる。1時間程で60局とQSO。
夕方(1400UTC頃)、コンディションが良さそうなので18MHzに出る。ヨーロッパのパイル・ アップが続くが、30分程で途切れる。
 その後、1500UTCから10MHzに出る。コンディションが良いのかヨーロッパの局に混じって 北米や日本の局も呼んでくる。
 一眠りして2300UTC(現地時刻31日午前2時)から再び10MHzに出る。今度はJAのパイル・ アップである。UTCでも日付が変わり31日になる。日本では太陽が昇っているはずであるが依然 パイルアップは続いている。しかし、0100UTCを過ぎると信号が弱くなり、パイルは途切れてしまった。 180局ほどとQSO。
 夜明け前、1.8MHzのベスト・タイムである。電波は出せないが、参考に聞いてみる。1830kHz 付近を探ってみると、OH1MLB, ON4UN, DJ8WL, SM5ADQ, RA6AX, ON4GG等が良好に聞こえる。1.8MHz のアンテナが張れないのが残念である。

アンテナの建て替え
30日の運用
撤収
FR(レユニオン)への移動
 

●撤収

 12月31日、マヨットでの最後の運用である。昼間は21MHzに出る。0832UTC、JR6BUが呼んで くる。その後、VK6HD,UR5IPD,9M2AXと続く。
0851、9M2AX 田中さんの要請で24MHzに出る。田中さんの信号は強力であるが、私の信号は 449でかろうじて届いている感じ。パワーがあれば日本ともQSOが出来たと思われる。
1100UTCからAO-10がウインドウに入る。FHでの最後のサテライト運用となる。まず ヨーロッパのパイル・アップになる。その後次第にJAが増えてくる。1357、スケジュールを 組んでいた仲間のJF2BNGが呼んでくる。何とかすべり込みでQSO。JF2BNGはこれでサテライト DXCCを完成したはず。Congratulations !!
 これでバルコニーの7MHzダイポールだけを残してウインドム・アンテナとサテライト用の アンテナ及び機材を片づける。
 日付も変わり、1996年1月1日、新年である。2200UTCから7MHzに出る。まず、JR1BJR 大河内さんが呼んでくる。新年で皆さん早起きをしているのか、たちまちJAのパイル・アップになる。
その後、1時間半程で130局とQSO、2343UTCのW4VNとのQSOを最後にFH(マヨット)での運用を 終わる。交信局数は1159局。表のような結果となった。

 時刻は午前3時であるが機材の撤収と梱包を行う。7MHzのダイポールは外に出なくてもバルコ ニーから片付けられるので楽である。ポールを縮め、エレメントや同軸ケーブルを手繰り寄せて束ねる。 サテライト用のビームアンテナを分解してアンテナ・ポールとともにスキー・ケースに詰める。 トランシーバー等の機材はクッション材で包んでスーツ・ケースに詰める。
 梱包が終わったのが午前5時少し前、東の空が赤く染まって日の出が迫っている。気がつくと フェリー・ポートの方がざわめいている。皆さん初日の出を拝みに集まっているようである。
 やがて山の端から太陽がまぶしい光を放ち出すと、フェリー・ポートの辺りから一斉に拍手 と歓声がわき起こる。
 大晦日から元旦にかけて徹夜をしてしまったことになる。出発まで時間があるので一眠りする。

アンテナの建て替え
30日の運用
撤収
FR(レユニオン)への移動
 

●FR(レユニオン)への移動

 レユニオン行きのオーストラル航空UU212便は13:05発である。日本の感覚で2時間前に空港に 到着するようにタクシーでホテルを11時前に出る。
 10分程で空港に到着する。ところが空港はひっそりとして、電灯も点いていない。掃除をし ているおじさんが、今頃何しに来たの?、と言う感じで私を見ている。少し早過ぎたようである。
 12時少し前になってやっと空港職員が三々五々、出勤してくる。12:20頃にセイシェルからの UU212便が到着する。ここで降りたのは5〜6名だけ。この頃になって、やっと空港が賑わってくる。
 この空港では搭乗案内等の放送は一切無い。そのうちに案内があるだろうとロビーで待っていた が、出発時刻が近づき、辺りが急に静かになったので、コレハ!、と思って急いでチェックインし、 飛行機に向かう。私が搭乗したのが一番最後だったようで、すぐにドアが閉まり、エンジンが回り出す。

アンテナの建て替え
30日の運用
撤収
FR(レユニオン)への移動

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