西インド洋 Island Hopping


        清水 彰夫(JA3JM/AA5K)

 1995年の年末から1996年の年始にかけて西インド洋の3B8(モーリシャス)・FH(マヨット)・FR(レユニオン)から運用いたしました。そのときの状況についてご紹介いたします。
 

1995/6 西インド洋 Island Hopping の行程


レユニオンの概略地図(模型)


 
Date Leave Flight Arrive Stay
1 1 Mo DZA 1305 UU 212 1605 RUN FR/JA3JM

Hotel le Bouvet
Tel: 262-50-14-96
1 2 Tu      
1 3 We      
1 4 Th      
1 5 Fr RUN 1700 UU 108 1740 MRU
MRU 2215 MK 746    
1 6 Sa     0915 SIN  
SIN 1100 SQ 984 1920 KIX  

 


7m のポールに建てたHFアンテナ


FR/JA3JM のログ 最初のページ


Hotel le Bouvet の広大な庭


FR/JA3JMのシャック


FR5DN Phil


観光の相談をする FR5FZ Jean, FR5GS Axel, FR1GZ Yvon, FR5DN Phil(左から)


お世話になった FR1GZ Yvon, FR5GS Axel, FR5DN Phil, FR5FZ Jean(左から)


FR/JA3JMの運用結果
(1 Jan 1996 〜 4 Jan 1996)
  JA AS EU NA SA OC AF MM TOTAL
3.5 MHz   1         1   2
7 MHz 206 16 70 25 1 2 3 1 324
10MHz 5 2 137 6 3 2 3 1 159
14MHz   3 2       2   7
18MHz       3         3
21MHz     71       3   74
HF Total 211 22 280 34 4 4 12 2 569
144MHz             5   5
AO-10 CW 36 2 9           47
AO-10 SSB 12   11           23
AO-10 Total 48 2 20           70
AO-13 CW 43   10           53
AO-13 Total 43   10           53
Sat Total 91 2 30           123
TOTAL 302 24 310 34 4 4 17 2 697

 


雲の下のレユニオン


 
 

 

1995/6 西インド洋 Island Hopping (10)

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FR(レユニオン)へ到着
運用開始
レユニオンの観光
帰国
 

●FR(レユニオン)へ到着

 約2時間の飛行で、午後4時過ぎにレユニオン空港に到着する。空港には FR5GS Axel が出迎えに 来てくれることになっているが、初対面であり、うまく会えるか心配である。
 入国手続きを終え、タ−ンテ−ブルで荷物が出てくるのを待っていると、何か視線を感じる。 タ−ンテ−ブルの前はガラス張りになっており、外は空港のロビ−である。そこに一人の男性が立っており、 こちらを見ているようである。彼が Axel だな、と思いながらQSLカ−ドを取出し、彼に見せる。 親指を立てて、Good!
 Axelは英語はほとんど話せないが、そこはアマチュア同士、何とか意志は通じるものである。 ホテルがある St Benoit(サン・ブノア)へは車で30分程の距離である。良く整備されたハイウエ− を快適に走る。
 途中、車の中からハンディ機で FR0VHF のレピ−タ−を通して地元のハム達にレユニオン訪問の 挨拶をする。ほとんどが英語を話せないようであるが、大歓迎してくれる。

 ホテルは Hotel le Bouvet という小さなホテルで部屋は10室ほどしかないが、レストランや 集会室・プ−ル等があり、庭は160mのフルサイズ・ダイポ−ルが張れるくらい広大である。 また、庭が海岸に続いており、ロケ−ションも無線をするのにバッチリである。
 部屋は2階の一番端の部屋にし、早速、通路の手摺りに7mのポ−ルを縛り付けて、HFの ウインドム・アンテナを上げる。サテライト用のアンテナは東側に小さなバルコニ−があり、少し窮屈で あったが、ちょうど衛星がある方向にアンテナを向けることができるので、手摺りにグラスファイバ−の ポ−ルを縛り付けて、2本の八木アンテナを取り付ける。

FR(レユニオン)へ到着
運用開始
レユニオンの観光
帰国
 

●運用開始

 1月1日夕食後、1620UTC から 7MHz で FR/JA3JM の運用を開始する。まず、RZ9CG、続いて2〜3の ヨーロッパ局の後、JF3PKJ と JG3IBG が呼んでくる。低いアンテナであるが日本まで何とか届いているよう である。しかし、時間的に早いためか、すぐに呼ばれなくなったので、一眠りする。
 2000UTC から再び7MHzに出る。JK1OPL, JA9AA, JH8CFZ, OH2WI と続いてたちまちパイル・アップ になる。その後、JA に混じってヨーロッパやK3ZO, N9AU, W1YY 等の米国東海岸の局も呼んでくる。 この日は休日でもあり、パイル・アップに全く切れ目が無く、2300UTC までの3時間で280局程との QSOとなった。

 2日は 0840UTC から AO-13 が、0900 頃から AO-10 がそれぞれウインドウに入る。衛星の方向もほぼ同じ で、どちらの衛星にアクセスしているのか信号を聞いただけでは判らない状況である。
 まず、AO-13 で 0843 から CW で出る。JA3REK, JA1WPX, JA7LMZ, JA7XBA, JA7EC, JF2BNG とJA局が続く。
0915からはAO-10にSSBで出る。こちらは PE1OQP, OH5LK, I1YK, DG5DWL, T72EB とヨーロッパの局が続く。
 夕方にはコンディションが良さそうなので 21MHz に出る。たちまちヨーロッパの局のパイル・アップ になる。ZS6MG, EA8/DL8UW, 9J2BO 等アフリカの局も呼んでくる。1時間程で80局とQSO。今夜は2日ほど 徹夜状態が続いているので、早めにベッドに入る。

FR(レユニオン)へ到着
運用開始
レユニオンの観光
帰国

レユニオン観光アルバムをご覧ください。

●レユニオンの観光

 レユニオンは島の中央部に3000m級の山々がそびえており、これらの山々に囲まれた谷間の街、 シラオスは観光地として有名である。また、東南部には今でも活発に活動している活火山が有り、観光資源 は豊富である。
 3日午後に、空港に出迎えに来てくれた FR5GS Axel やホテルの手配など色々とお世話になった FR5DN Phil、 仲間の FR5FZ Jean 、FR1GZ Yvon がホテルを訪ねてくれる。
 皆さん、今回持って来たIC-706 に非常に関心があり、色々と操作を試みている。特にサイズと1台で HFから144MHzまで使えるのに驚いている。
 皆さんで相談の結果、4日に FR5GS Axel がシラオスの観光に、また、出発する日の午前中に、FR5FZ Jean が 活火山ボルカーノにそれぞれ案内してくれることになった。

 シラオスはホテルから車で3時間ほどかかる。途中の道路は山間を縫って進み、1台の車がやっと通れるような所や、 片側が断崖でヒヤヒヤするような所があったりするが、至る所に渓流や滝があり、高くそびえる山々がありで、 すばらしい眺めである。
 やがて視界が開けシラオスの街に到着する。街にはレストランやみやげ物の店が並び観光客が地図を片手に 街を歩いている。しかし、辻を一つ入ると学校があり、普通の民家がありで、生活が感じられる。

 帰りは島の東南部の海岸線の道を通り、ボルカーノが噴火した際の溶岩流や古い吊り橋等を見物し、楽しい1日を過ごす。

 夜は10MHz に出る。ヨーロッパに混じってVR2KF, K7ZA, W6PM, FT5WE, VK6BNE, PJ2AM, R1ANT 等とQSOし、 2241UTCの K3PLV を最後に FR/JA3JM の運用を終わる。交信局数は697局、観光の合間の運用で、あまり局数は伸びなかった。


FR/JA3JM のログ 最後のページ

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運用開始
レユニオンの観光
帰国
 

●帰国

 レユニオン最後の日、1月5日は朝から雨模様である。ボルカーノへの観光はどうするのか心配してい たら、9時頃 FR5FZ Jean がホテルへ迎えに来てくれる。雨が止みそうなので決行しようと、出発する。 途中で FR5GS Axel をピックアップする。
 山裾は雨も上がり日が射してきたが、山を上って行くと、やはりガスがかかっており、ボルカーノの 噴火口は残念ながら全く見ることは出来なかった。
 帰りのオーストラル航空の UU108 便は午後5時の出発である。3時に Axel と Jean がホテルに来てくれ、 空港まで送ってくれることになった。 Phil と Yvon は直接空港に見送りに来てくれるとのこと。色々とお世話を 頂き本当に有り難い。
 ホテルの近くのレストランで昼食をとり、撤収にかかる。帰りは超過料金を取られるのはバカらしいので、 サテライト用のビーム・アンテナと同軸ケーブルを置いて行くことにして荷物を軽くする。レユニオンではモーリシャス と同様にちょっとした部品も入手が困難で、使い古しのケーブルでも大いに喜ばれる。

 3時過ぎに Axel と Jean がホテルに迎えに来てくれる。荷物を車に積み込みホテルを出る。空港に着くと 丁度 Phil 達も到着した所で、カートを取ってきて荷物をカウンターまで運んでくれる。チェックインでは荷物 の重量は全く問題無くOK。
 チェックインを済ませてロビーのレストランで一息入れる。皆さんからそれぞれお土産までいただき、 涙が出る思いである。再訪を約束してゲートで別れる。

FR5DN Phil とのサテライトQSOから西インド洋方面への DX-VACATION を思い立ち、準備に4カ月、 はや最後の帰国の日を迎えてしまった。その間、色々な人にお世話になり、また、QSOしていただいて、楽しい 日々を過ごすことが出来た。全く感謝、感謝である。

 永らくのご愛読いただき有り難うございました。また、機会がありましたら、どこかの島を訪れたいと思っています。  73’s

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