南太平洋 Island Hopping

        清水 彰夫(JA3JM/AA5K)  Akio Shimizu

 抜けるような青い空。
紺碧の海。白い波。

椰子の葉かげを吹き抜ける風の音。
満天の星。

Pile−Up

10月になるとまた海外運用の虫が騒ぎだした。
 

1993南太平洋 Island Hopping のルートマップ


 
Date Leave Flight Arrive Stay
12 19 Su OSA 1940 NW 16 0730 HNL  
HNL 1730 HA 465 2155 PPG AA5K/AH8

Herb & Sia's Motel
Tel: 684-633-5413
12 20 Mo      
12 21 Tu      
12 22 We      
12 23 Th PPG 1830 PH 271 1905 APW

アメリカン・サモアでのスケジュール

カピオラニ公園でのチャリティーマートの店
 

アメリカン・サモア  Tutuila 島の地図
 

パゴパゴの街の地図
 

見事なデコレーション
 

マラエ広場の 高さが10mを越えるクリスマスツリ−
 

裏庭に立てたアンテナマスト・洗濯物も同居している
 

無線設備
 

マ−ケット前のバスタ−ミナル
 

パゴパゴの街並み
 

波静かなパゴパゴ湾
 

雲がかかると雨が降る、と言われているレインメーカー山


 

 


(ワイキキビーチ)

1993 南太平洋 Island Hopping (2)

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ハワイでのトランジット
南国のクリスマス
アンテナの建設
オペレーション開始
サモアの足
 

●ハワイでのトランジット
 
 19日午前7時30分、予定通りホノルル空港に到着。イミグレ−ションおよび通関は、「トランジット」ということで、問題無く通過。ノ−スウエスト航空のカウンタ−でパゴパゴまでのハワイアン航空HA465便の荷物として、ス−ツケ−ス等を預ける。コインロッカ−にリュックを預けて身軽になる。HA465便の出発時刻は17時30分。10時間ほども時間があるので、ワイキキ・アラモアナへ出掛けることにする。
 バスを待つこと30分余り。やっとワイキキ行のバスが来た。料金は75セント。去年は60セントだったのに、値上がりしている。
 隣の席にハワイは初めてという中国からきた、私と同年輩の人が座る。「14時30分の飛行機に乗るが、観光する時間はありますか」、と不安そうである。
 「このバスはダウンタウンを通ってワイキキまで行くので、ダウンタウンはバスから見物し、ワイキキで降りてハワイ気分を味わって、またこのバスで空港に戻ればよい。」とアドバイスする。
 ワイキキの浜は日曜日ということもあって砂浜が見えないような大賑わいである。カピオラニ公園ではチャリティ−マ−ケットが開かれており、手作りの陶磁器・ガラス細工・絵画など自慢の品が売られている。金属質の光沢をした楽焼きがブ−ムの様で3店も店が出ている。
 アラモアナはクリスマスム−ドがいっぱいである。中央のステ−ジではクリスマスキャロルのコ−ラスがつづいており、ショッピングモール全体が買物客でごったがえしている。
 少し早いが2時過ぎに空港へ戻る。帰りのハワイアン航空とノ−スウエスト航空のリコンファ−ムをしておこうとカウンタ−へ行ってみると、ハワイアン航空のパゴパゴ行のチェックインがすでに始まっている。どのデスクも、荷物をいっぱい抱えた搭乗客で長蛇の列である。ロスアンジェルス行の札が掲示されているが、一つだけだれも並んでいないデスクがある。「荷物はすでにチェックインしてある。パゴパゴ行の搭乗手続きでもよいか。」と訊ねてみるとOK。5分も掛からずに手続きができた。

ハワイでのトランジット
アンテナの建設
オペレーション開始
サモアの足
 

●南国のクリスマス

 ホノルルを発ってから5時間程かかって午後10時にパゴパゴ空港に到着する。イミグレ−ション・通関を済ませ外へ出る。出迎えの人だかりで歩けないぐらいである。タクシ−乗り場の方へ進んで行くとタクシ−のドライバーが声をかけてくる。「Hホテルまで行きたいが、いくら?」「10ドル」、通常の値段である。このドライバーの車に乗ることにして、ドライバーに重たいス−ツケ−スを運んでもらう。
 空港からホテルのあるパゴパゴまでは車で30分ほどかかる。沿道の家々がクリスマス・デコレ−ションをしている。家全体をイルミネ−ションで飾りたてているもの。トナカイが引く橇の場面。キリスト生誕の場面。・・・
暗やみの中から次々とイルミネ−ションが現われてくる様は正に幻想的である。
 このような見事なショ−を楽しんでいると、時間が非常に短く感じられ、アッという間にホテルに到着する。
 パゴパゴの街の中央にあるマラエ広場にも高さが10mを越えるようなクリスマスツリ−が立てられており、これも見事な電飾で飾られている。また、裏山の頂には大きな十字架のイルミネ−ションがあり、街全体が大きなクリスマス・デコレ−ションという感じである。
 レストランやマ−ケットではいつもクリスマスキャロルが流れており、夜のイルミネ−ションとともに南の国にふさわしい独特のクリスマスム−ドを作り上げているようである。

ハワイでのトランジット
南国のクリスマス
オペレーション開始
サモアの足
 

●アンテナの建設

 翌日8時過ぎに目を覚ます。天気は良さそうである。まず朝食をとりに近くのレストランへ行く。
 ホテルに戻ってまず周囲を見渡す。北側の山の仰角は約20°。北西と北東は少し開けているが仰角は5〜6°。南は裏山が迫っており全くダメ。サテライト通信の設備を持ってきたが、AO−13が使える時間が短いうえに仰角が低いので、ここからのサテライト運用は諦める。
 前回はペグを水道管へ打込んで大騒ぎをしてしまったので、注意深く場所を選定して少し部屋から離れたところに10mのアルミマストを建てる。3.5MHzのダイポ−ルの一方のエレメントを折り曲げるが、ホテルの敷地内に収めることが出来た。1.8MHzのダイポ−ルの片方のエレメントだけを使って逆L型アンテナを建てる。他に7MHzのダイポ−ルをマストの8m付近に上げる。10MHz以上のバンドは3.5MHzのダイポールにトランシ−バ−のチュ−ナ−を使って無理やり乗せる。アンテナを3本上げたのでフィ−ダ−が足りなくなってしまった。そこで、窓際で使用するアンテナを切替えることにして、サテライト用に用意したフィ−ダ−を使って室内まで引き込む。
 チュ−ナ−を使ったので1.8MHzから28MHzまでフルパワ−が出るようである。
 予定の午後2時過ぎにアンテナとリグのセットアップができた。一休みしてからポリネシア航空のグウエンさんに電話して、明日の午後1時頃にチケットを受け取りに行くことを約束する。

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南国のクリスマス
アンテナの建設
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●オペレーション開始

 12月20日午後2時20分、まず、各バンドのコンディションを調べる。18MHz 以上のバンドでは何も聞こえない。14MHzもVK/ZLが聞こえるだけであまり良く ない。とりあえず18MHzでCQをコールしてみる。何回かCQをコールしてQSOできたのはJR0XXGのみである。JAには開けているようであるが、平日の午後ということで、誰も聞いていない様である。21MHzであれば多少は多いだろうと21MHzに切替える。10QSOのみで続かない。運用を諦めて街の見物に出掛ける。


 

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 午後6時になったので急いでホテルに戻る。すぐにスイッチを入れ、7MHzを聞く。 W6等西海岸の信号が強力に聞こえている。CQを呼ぶと、馴染みのK7JYEを皮切りに、N6JV・W6YA・・・と次々に呼んでくる。
 午後7時、日没である。1時間ほどの間、1.8MHzと3.5MHzを交互に聞いてみるが、 信号は聞こえない。再び7MHzに戻る。W6/W7に交じって、時々JAが呼んでくる。
 21日午前0時(1100UTC)を過ぎる。7MHzで PILE-UP が続いているが、多くの友人が待っているであろう3.5MHzに切替えてCQを呼ぶ。 まず、JF2MBFが呼んでくる。599と強力である。 こちらの信号は359。少し弱いが何とか届いている。続いて、馴染みのJA2FJPとJA0DAIが呼んできて、その後は PILE-UP になる。
 午前1時過ぎ、W1FVが呼んでくる。この調子であれば1.8MHzも開けているかと聞いててみる。 JA1HQT・JA4LKB・KY0A・VQ9QM・N6SS等が579ぐらいで聞こえている。何度も呼ぶが応答なし。残念。
 午前3時、諦めて3.5MHzに戻る。NI6Tから1500UTCが日の出なので1.8MHzで呼出してほしい、ということで スケジュ−ルを組む。依然、JAとW6/W7が交互に呼んでくる。
 ニワトリが頻りに時を告げ、辺りが少し明るくなってくる。1500UTC(午前4時)、約 束の1.8MHzを聞いてみる。NI6Tが559で聞こえている。何度も呼ぶが 応答なし。もう少しパワ−があればQSOできたのに、残念である。
 再度3.5MHzに戻るが、あまり呼ばれなくなってくる。7MHzに変わる。再びJ AとW6/7の PILE-UP になる。
 午前5時30分こちらの日の出である。1.8MHzを聞いててみる。KH6CCが 589で強力に聞こえている。何度も呼ぶがまたもやNG。
 とうとう夜が明けてしまった。徹夜してしまったことになる。あまり眠たくないが、今日はこれでQRTして、一眠りする。

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オペレーション開始
 

●サモアの足

 朝食を食べにレストランへ行って、ホテルに戻ってくると、グウエンさんから、「昼前にオフィスに来て一緒に食事をしないか」、と電話が掛かってきたとのこと。お誘いなので、承諾の電話を入れる。
 空港まで行くのにタクシ−で30分ほどかかる。今回は時間が充分あるのでバスで行くことにする。バスはマ−ケットの前のバスタ−ミナルから各地に次々と出ている。
 車体はトラックの上に客室を載せた改造車で、運転手の個人所有のようである。カラリングは原色で、色とりどり。運転手の好みのミュ−ジックを大音量で鳴らしながら走っている。
 乗客はこのバスを自分の足のようにうまく使っている。手を上げればどこでも止まってくれるし、行き先を言えば、その前まで行ってくれる。料金は短距離であれば25セント、少し長くなると50セント、 空港までは75セントと段階的に決まっている。時間は少し余計にかかるが、タクシ−で10ドルかかるところが、75セントなので割安である。

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