======== AHC NEWS #49 ========
( 2005年2月20日発行 )

★私のアマチュア無線史(8)    JA3JM 清水 彰夫 


 

★アマチュア無線再開

  その後、「もう一人のラジオ少年」吉田君に刺激されて、アマチュアバンドを聞き始めました。
  最初はアマチュアバンドがどこにあるのかわからず、15MHzの短波放送を目印にして、 メインダイヤルを少し下げて、後はスプレッドダイヤルで根気良く14MHz帯の信号を探す毎日でしたが、 なかなか受信できませんでした。
  そのうちに強力な「KR6」や「KG6」の信号を見つけ、バンドの様子も少しずつ判ってきました。
  当時アクティブで毎日のように出ていた「PY2CK」「CX2CO」「DU7SV」「VS7YL」等が受信できていたようです。 (当時の受信ログが残っているはずですが、今のところ行方不明です。)

  こんな1952年1月、「初歩のラジオ」新年号付録の裏表紙に ex J2IB、庄野久男氏(JA1AA)による「運用日誌」が掲載されていました。 CWによるQSOの様子がドキュメンタリー風に書かれており、CWだともっとDXが聞こえる、と読むだけでも心が踊りました。
  このことを吉田君に話し、二人でモールスを覚え、練習を始めました。符号はほどなく覚えましたが、実際の信号はなかなか聞き取れません。 CQを出している局を捕まえては、CQ CQ CQ de に続くコールサインを繰り返し聞いて、何とかコールサインを聞き取り、ログに記入して行きました。 やはり電話よりもDX局がよく聞こえるようで、毎日懸命に受信していたようです。

  その頃、14MHzのCWバンドの少し上で日本語のQSOが聞こえるようになってきました。話の内容からアンカバー局と判りましたが、 日ごとに局数が増えていたように思います。

  こんな或る日(1952年7月29日)、朝日新聞の夕刊で「全国で30局のアマチュア局に予備免許」という記事を見つけました。 近畿地方の局は住所・氏名も載っています。最後が「JA3AF」。櫻井一郎 大阪府南河内郡道明寺町・・・、隣町である。 近くにもアマチュア無線をやる人がいるのだ、とうれしくなってきました。(現在の藤井寺市は当時、藤井寺町と道明寺町だった。)

  それから一月ほど経った或る日、何気なく聞いていた14MHzで強力な信号が入って来ました。 「本日は晴天なり、ただいま試験中。こちらはJA3AF。」早速、SWLリポートを送りました。

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