======== AHC NEWS #47 ========
( 2004年10月20日発行 )

★私のアマチュア無線史(6)    JA3JM 清水 彰夫 

 

     今回も、終戦前後のかすかな記憶に現在の知識をプラスして、書いてみました。

★短波との出会い

  作っていた「30MC」シングルの「0−V−1」受信機も完成し、 単1電池を9個直列につないだB電源でも快適に動作、それなりの音量でスピーカーを鳴らすことが出来ました。
  そんな或る日(1948年の秋?)、買ってきた「初歩のラジオ」に「30MC」を使った 短波受信機の記事が載っているのに気付きました。回路も作った受信機とほとんど同じで、 プラグインでコイルを差し替え、中波も短波も受信できるようにしています。しかも、 実体配線図には縁の下に転がっている「宝物の残骸」とそっくりの「プラグイン・コイル」 の絵が書いてあるではありませんか。急いで「宝物の残骸」を拾い集めました。 「UY」タイプの「プラグイン・コイル」が10本ほど有りました。コイルの巻数も密着巻したものから 5・6回間隔巻きしたものまでいろいろそろっています。
  早速「UY」ソケットを買って来て受信機に取り付け、割れていた「プラグイン・コイル」を細工し、 ベースの部分だけを利用して、中波用の「プラグイン・コイル」を作りました。 受信機のソケットに差し込むと従来とまったく同様に動作しましたので、 短波帯のコイルの製作にかかりました。
  縁の下から拾い集めてきた「プラグイン・コイル」はボビンの溝にそって絹巻線が 巻いてあり、コイルの端は何ヶ所か開けられた穴からボビン内に引き込めるようなっていました。 この巻線をそのまま利用して「初歩のラジオ」の記事のとおり巻き替えましたので簡単にコイルを作る事が出来ました。
  このコイルをソケットにさし、スイッチを入れ、ダイヤル・ツマミを回すと 今まで聞いたことが無いいろいろな信号が聞こえてきます。 ダイヤルが直結ですから非常にチューニングが難しいのですが、そのうちに英語の放送をキャッチしました。 フェーディングがあり、遠くから電波が届いている感じです。しばらく聞いていますと、 「KRHO  Delano California」というアナウンスがあり、アメリカの放送が聞こえる!!、 と小躍りしたものです。

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