======== AHC NEWS #46 ========
( 2004年8月20日発行 )

★私のアマチュア無線史(5)    JA3JM 清水 彰夫 

 

     今回も、終戦前後のかすかな記憶に現在の知識をプラスして、書いてみました。

★初歩のラジオ

  その後、少しでも大きな音が出ないかと、「鉱石ラジオ」をいろいろ触っていましたが、やはり限界で、 行き詰まっていました。
  そんなある日、「子供の科学」を買おうと本屋さんに出かけました。その本屋さんで「初歩のラジオ」 という雑誌を見つけました。A5版の小さな本で、ページ数もあまりなかったと思います。 ページを繰ってみるとほしい情報ばかり。少し大袈裟ですが、世界が変わった感じがしました。
  早速その「初歩のラジオ」を買って帰り、1週間くらいは毎日読んでいたように思います。その後この 「初歩のラジオ」で、「短波」や「アマチュア無線」の存在を教えられました。

★30MC

  ある日、何気なく立寄った近鉄百貨店の模型売り場で、頭が銀色に輝いたあの「30MC」を 見つけました。「初歩のラジオ」の製作記事を見ながら「ほしいなー」と思っていたあの真空管です。 他に抵抗やコンデンサーなどの部品も売っているようです。部品がどこで買えるか判らなかったので、 今まで夢のように思っていたことが、急に現実味を帯びてきました。
  早速、記事にある部品表を書き写して、部品集めをはじめました。売り場では 「板に取り付けるのであればソケットはこのスペーサーで浮かして取り付けなさい」、 「フィラメントの電流を調節する可変抵抗器はこのハムバランサーで代用できる」などと 親切に教えてくれました。
  部品はほぼ集まったのですが、問題は電池です。フィラメント用には単1電池2個で 十分ですから問題ありませんが、B電源の67.5Vの積層電池は高くて買えません。 そこで動作するか不安だったのですが、単1電池を9個直列につないで使うことにしました。
  集まった部品を少しずつ取りつけ、ハンダ付けをして行きました。 ハンダ付けは近所のラジオ屋さんで教えてもらっていましたので、それほど苦にはなりませんでした。

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