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======== AHC NEWS #27 ========
( 2001年6月20日発行 )

★アマチュア無線存続の危機! (PLCの周波数拡大は見送られました。)

アマチュア無線存続の危機! 

                                                           JH2AYB  加藤隆雄

 ご存知の方も多いかと思いますが、電力線(AC100V)に信号を重複させてインターネットに接続する実験が現在行われています。

 日本の場合は電波法により重畳できる信号の周波数が規制されており、10KHz〜450KHzしか使用できません。
 しかし、これでは十分な伝送速度を確保できないということで、規制緩和の動きがあります。
今年の3月末に閣議決定された「規制改革推進3か年計画」に、「電力線搬送通信設備に使用する周波数帯域の拡大」が盛り込まれました。これは、2〜30MHzの短波帯において放送その他の無線業務への影響について調査を行ない、その帯域の利用について検討するというものです。当初
2005年を目標にしていましたが、2002年目標に計画が前倒しされピッチを上げています。
また、総務省の関連団体の電波産業会でも検討会を発足し、電力会社や電力線モデムメーカーなどが参加して標準規格策定に取り組んでいます。
 ところが、2〜30MHzは私たちがアマチュア無線で使用している帯域でもあります。そこに空高く上がった電柱上の電線、つまりロングワイヤーアンテナのようなものからモデムの発生する2MHz〜
30MHzの電磁波が強力に漏洩し放射されれば、短波帯全域がノイズだらけになるのは明らかです。
このノイズがどの程度かというと、経団連が主張している規制緩和が実行されれば、リグのSメータでいうとS9+5dBです。つねにS9+のノイズの中で、あなたは無線ができますか?このように電力線インターネットはアマチュア無線を壊滅させる危険なものです。

 すでにドイツ国内ではこの電灯線インターネットが実用化されており、HFアマチュアバンドはS9+のノイズです。NATO(北大西洋条約機構)もこの有害なシステムに猛反対しています。

 日本ではまだ実験段階でもありどうなるかわかりませんが、結論が出る2002年まであとわずかです。このまま黙って見ているわけにはいきませんので、ぜひともみんなの力でこの愚行を阻止するため、関係各所へ反対意見を出しましょう。また、あなたの友人にもこの件についてQSPしていただき反対の輪を広げ
ていきましょう。
 

[意見送付先]

  IT政策に関する意見箱(官邸)
   http://www.iijnet.or.jp/cao/kantei/jp/it/ikentou.html

  政策に対し直接意見するパブリックコメントページ(受付期間限定)
      http://www.mha.go.jp/comment/index.html

  総務省の意見受付用メールアドレス 
   opinions@soumu.go.jp

  総務省総務副大臣 小坂憲次氏(IT担当) 
   nagano@kosaka.gr.jp

  電波産業会(ARIB)意見欄  
   http://www.arib.or.jp/otoiawase/index.html
 

[送付用反対意見の例]

 雛型として簡単なものを2,3上げておきますので、これに加筆などして利用してください.

  「さまざまな短波通信に妨害を与える電力線インターネットに反対します.」

  「光ファイバーやCATVに比べて伝送速度の劣る電力線インターネットを、各種短波通信に犠牲を強いてまで導入するのは愚行としか言いようがありません.」

  「短波通信に多くの犠牲を強いる電力線インターネットは必要ありません。それより伝送速度の優れた光ファイバーなどによる通信インフラ整備を実現すべきです.」
  
 

[資料、引用その他]

 両サイトとも詳しく解説されてますので、ぜひご覧ください.

  JG1RVN 加藤氏 
   http://www.inv.co.jp/~jg1rvn/

  JL4CVB 鹿山氏 
   http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/7270/index.html
 
 
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